ウガイ サチエ
ugai sachie
鵜飼 祐江 所属
人間文化学部 日本語日本文学科
文学研究科 日本文学専攻 博士前期課程
職種
准教授
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/01 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | 「『源氏物語』若菜巻の「対の上」-〈光源氏の世界〉の変容」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 昭和女子大学紀要「学苑」 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 昭和女子大学 |
巻・号・頁 | (903),18-27頁 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 鵜飼祐江 |
概要 | 若菜巻の「対の上」は、朱雀院と今上帝に擁される女三宮に比し、後見なく源氏と結びつく紫の上を様々に見つめる叙述の起点となり、自己を省みる紫の上の心中思惟とも関わって、異例性・超越性を謳う「対の上」と呼ばれる彼女の存在意義を問い直す呼称となっている。それは、姫宮を娶ることで貴族社会の常識に向き合うこととなった〈光源氏の世界〉の変容とも深く関わってゆく。
女三の宮降嫁と連動して若菜巻で頻用される「対の上」呼称の意味と、これが果たす役割を考える。 |