ヤマダ ナツキ
YAMADA Natsuki
山田 夏樹 所属
人間文化学部 日本語日本文学科
近代文化研究所 所属教員
職種
准教授
|
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2006/09 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 「ロボットとジェンダー」―「フランケンシュタイン」、「鉄腕アトム」における「不完全」な身体イメージ |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 昭和文学研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 昭和文学会 |
巻・号・頁 | (53),25-37頁 |
概要 | 戦後マンガは、手塚治虫の初期作品の中で〈身体性〉―性、死、内面、成長―を強められていくことにより、簡素な記号表現でありながらも、同時にそこで〈生身の身体〉を描いていくという困難を抱え込むこととなるが、一方でそのような困難自体を自己批評のように体現する作品として手塚治虫「鉄腕アトム」が描かれていることに注目したものである。そこでは、マンガ表現の問題性だけでなく、ロボットという人工的身体自体が体現してしまう女性というジェンダー、セックスをめぐる歴史、政治の問題性も刻印されているということを検証した。 |