フジシマ ヨシツグ
FUJISHIMA Yoshitsugu
藤島 喜嗣 所属
人間社会学部 心理学科
生活心理研究所 所属教員
生活機構研究科 心理学専攻
職種
教授
|
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2011/02 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 試験準備に活性化した自尊心と時間的距離感が及ぼす影響:勉強時間における予測と実際 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 学苑 人間社会学部紀要 |
出版社・発行元 | 昭和女子大学近代文化研究所 |
巻・号・頁 | 844,1-9頁 |
概要 | 自己の全体的表象としての自尊心は活性化水準で変動し、それに応じて将来予測に影響するはずである。時間的距離感はこの活性化した自尊心の影響を調整すると考えられる。具体的には、活性化した自尊心は、ターゲット事象が時系列的に近くではなく遠くに感じられる場合に、将来予測により影響するだろう。89名の大学学部生が試験準備の予測と実際の行動に関するパネル調査に参加した。仮説に反して、活性化した自尊心は勉強時間に関する予測には影響せず、実際の勉強時間に影響していた。時間的距離感は実際の勉強時間に対する効果を調整した。著者は自尊心の内容とターゲット事象の不一致が将来予測に対する効果の欠如を引き起こしたと解釈した。実際の勉強時間に対する効果は、コミットメントそしてもしくは自己確証の表れのようである。 |