オオバ ミワコ    OHBA Miwako
   大場 美和子
   所属
人間文化学部 日本語日本文学科
 
文学研究科 言語教育・コミュニケーション専攻 博士前期課程
   職種
准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2018/08
形態種別 学術雑誌
査読 査読あり
標題 『文献・インタビュー調査から学ぶ会話データ分析の広がりと軌跡-研究から実践まで』の教材としての特徴-開発プロセスと作成の意義-」
執筆形態 共著
掲載誌名 日本語敎育研究
掲載区分国外
出版社・発行元 韓國日語教育學會
巻・号・頁 44,77-92頁
著者・共著者 中井陽子・大場美和子・尹智鉉
概要 本稿は、『文献・インタビュー調査から学ぶ会話データ分析の広がりと軌跡-研究から実践まで』の開発プロセスの詳細を振り返り、今後の教材開発のあり方に示唆を与えること、および、本書作成の意義を明らかにすることを目的とする。そこで、まず、著者の視点から、本書の作成経緯、および、教材としての目的・構成、使用方法といった本書の教材としての特徴について述べた。次に、本書を読んだ教育者・研究者から寄せられた感想をまとめ、読者の視点から本書の教材としての特徴について述べた。そして、本書の開発プロセスを、「計画-実行-評価-改善」の循環で捉えるPDCAサイクルに当てはめて振り返り、本書作成の意義を考えた。こうした本書の開発プロセスは、様々な教育者・研究者、および、それを目指す後進との交流と、そこから生まれる多角的な視点からの議論の広がりと深まりを誘発しており、スパイラル型に連なるPDCAの連続だと考えられる。そして、本書作成を機に、絶え間ない研究と実践の研鑽を重ねられたことが著者らにとっての意義であることを述べた。このように、本書を基軸として、先達の「研究と実践の連携」のあり方を後世に継承・共有し、今後の「研究と実践の連携」のさらなる発展を促していくことが本書の最大の意義であることを指摘した。