イトウ ジュン    ITOH Jun
   伊藤 純
   所属
人間社会学部 福祉社会学科
 
女性文化研究所 所属教員
 
現代ビジネス研究所 所属教員
 
生活機構研究科 福祉社会研究専攻
 
生活機構研究科 生活機構学専攻
 
福祉社会・経営研究科 福祉共創マネジメント専攻
   職種
教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2008/02
形態種別 大学・研究所等紀要
標題 介護予防の視点からみた生活基礎力養成の必要性と生涯生活時間配分
執筆形態 単著
掲載誌名 『学苑(人間社会学部紀要)』
出版社・発行元 昭和女子大学近代文化研究所
巻・号・頁 (808),28-38頁
概要 本研究の目的は、高齢期の準備段階としての中年期の男女の生活課題を生活時間データから検討し、生活基礎力養成の必要性、及び「生涯生活時間配分」の視点を提示することである。研究方法は、2005年10月に実施した東京都世田谷の雇用労働者夫妻を対象とした生活時間調査のデータ、及び総務省統計局「平成13年社会生活基本調査」のデータを使用した。その結果、第1に、中年期の夫妻の生活時間配分、特に収入労働と家事労働の配分のアンバランスがあること、第2に、「生涯生活時間配分」のモデルから、中年期の性別役割が高齢期にも継続する傾向があることが明らかとなった。
生涯生活時間は、ジェンダー平等の観点からのみならず、介護予防の観点からもバランスよく配分されることが望ましい。男女を問わず生活基礎力に直結する家事技術を習得しておくこと及び、ライフアンドワークバランスの取れた生活が送れるような社会の形成が重要である。