イトウ ジュン    ITOH Jun
   伊藤 純
   所属
人間社会学部 福祉社会学科
 
女性文化研究所 所属教員
 
現代ビジネス研究所 所属教員
 
生活機構研究科 福祉社会研究専攻
 
生活機構研究科 生活機構学専攻
 
福祉社会・経営研究科 福祉共創マネジメント専攻
   職種
教授
発行・発表の年月 2005/03
形態種別 単行本
標題 生活時間と生活福祉
執筆形態 共著
掲載区分国内
出版社・発行元 光生館 全234頁
巻・号・頁 147,173-184頁
総ページ数 234
著者・共著者 伊藤セツ、天野寛子、天野晴子、水野谷武志、斎藤悦子、松葉口玲子、粕谷美砂子、瀬沼頼子、小島みゆき、齊藤ゆか、中山節子、李基栄、王琪延、伊藤純、掛川典子
概要 (全体概要) 本書は、平成12年度から15年度にかけて行われた科学研究費補助金(研究代表者:伊藤セツ教授、基盤研究(C)(2)、課題番号:12680116)による研究成果をもとに、新たなデータ・コラム等を加えて編集されたものである。本書の主な柱は「ロンジチュージナル」、「生活福祉経営視点での生活時間研究」、「無償労働測定の新たな方法の開発」であり、序章に続く第1章から第12章で構成されている。
(担当部分概要)「コラム 生活時間と家族の食卓」(147頁)においては、食育の重要性が叫ばれるなかで生活時間調査からは父親不在の食卓という現状があることから、家族員一人ひとりの生活時間の見直しが可能となるような社会的条件の整備(男女共同参画、長時間労働・不払い残業の解消、子どもたちに過度な競争あるいは「横並び」意識をあおらない教育の質の保障など)が同時並行で行われてこそ「家庭における食育」が真に実現可能となるという問題提起を行った。
「第11章 介護保険時代の生活の社会化と生活福祉経営能力―生活時間とのかかわりで―」(173-184頁)においては、介護保険時代の生活の社会化について取り上げた。「新家事労働」および「介護家事労働の社会化」が進むなかで、福祉サービスの利用者には生活上のサービスを充足させ、自立した生活を営むために多元化した供給主体による多様な福祉サービスを、生活の主体者として活用する能力(生活福祉経営能力)が必要であることを論じた。