ナカムラ ノリコ    NAKAMURA Noriko
   中村 徳子
   所属
人間社会学部 初等教育学科
 
現代教育研究所 所属教員
 
生活機構研究科 人間教育学専攻
   職種
教授
発行・発表の年月 2001/06
形態種別 単行本
標題 Emergence of culture in wild chimpanzee: Education by master-apprenticeship
Primate Origin of Human Cognition and Behavior
執筆形態 共著
掲載誌名 Springer-Verlag, Tokyo全587頁
巻・号・頁 557-574頁
著者・共著者 (編者) Matsuzawa, T.
Inoue-Nakamura, N., Matsuzawa, T., Biro, D., Humle, T.Tonooka, R., & Yamakoshi, G.
概要 (全体概要)ヒトの認知や行動の起源を霊長類研究によって解き明かそうと試みる。知覚や認知の系統発生、ヒトの言語の起源、学習や記憶、自己や他者および種の認知、社会と社会的相互作用そして文化など多岐にわたる分野について検討されている。野外そして実験室の研究から得られた膨大なデータをもとに、ヒトの知性がどのように進化してきたのかを探る。
"Emergence of culture in wild chimpanzee: Education by master-apprenticeship."西アフリカ、ギニア共和国のボッソウに生息する野生チンパンジーは、台石の上に木の実を置き、ハンマーとなるもう一つの石を使って木の実を叩き割ることで知られている。ボッソウで割られる木の実は「油ヤシ」の種子だが、となりのタイの森に生息するチンパンジーたちは「コウラ」という実を叩き割る。野生チンパンジーの社会には「文化」といえるものが存在する。