ツルオカ アケミ
TSURUOKA Akemi
鶴岡 明美 所属
人間文化学部 歴史文化学科
生活機構研究科 生活文化研究専攻
職種
教授
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2024/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | 伊庭可笑作・鳥居清長が『頓作間違矢口噂』について―男女逆転劇の絵画化― |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 昭和女子大学文化史研究 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (27) |
概要 | 鳥居清長が黄表紙作家伊庭可笑の作に挿絵を提供した『頓作間違矢口噂(とんだまちがいやぐちのうわさ)』西村屋板、安永九年刊)についての考察である。矢口村に住む夫婦の魂が入れ替わるという奇想天外な筋立てによるこの物語が、明和七年に上演された、福内鬼外こと平賀源内作の『神霊矢口渡』に由来することを指摘したうえで、性別を逆転した男女が日常を送る様子が清長の優れた画技によって表現されていることについて明らかにした。さらにこうした黄表紙挿絵における日常の描写が、清長の錦絵制作に及ぼした影響について考察を試みた。 |