イハラ トモアキ
IHARA Tomoaki
井原 奉明 所属
国際学部 英語コミュニケーション学科
文学研究科 英米文学専攻 博士前期課程
文学研究科 文学言語学専攻 博士後期課程
職種
教授
|
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2015/04 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | アスペクト盲の問題 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 学苑 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 昭和女子大学近代文化研究所 |
巻・号・頁 | (894),53-61頁 |
概要 | 同じひとつの状況に対する意味づけ(事態把握)は、「○○が見える」という知覚の問題というよりもむしろ「○○に見える」というアスペクト把握の問題に近い。複数の事態把握が可能な状況において、アスペクト把握が異なる者を他者と呼ぶとすれば、他者とのコミュニケーションはどのように考えられ、どのような問題が見出されるだろうか。このような点について論考し、他者の登場によってはじめて異なるアスペクト把握の可能性が開かれること、私たちは異なるアスペクト把握に気づかない(またはできない)アスペクト盲である可能性があること。アスペクト盲は例外的な存在ではないこと、それ故に「正しさ」を争うことができず、そこに相剋を超えた共生・共存の可能性を見出すことができることを結論として述べた。 |