カスヤ ミサコ
KASUYA Misako
粕谷 美砂子 所属
人間社会学部 現代教養学科
女性文化研究所 所属教員
生活機構研究科 福祉社会研究専攻
国際文化研究所 所属教員
生活機構研究科 生活機構学専攻
福祉社会・経営研究科 福祉共創マネジメント専攻
現代ビジネス研究所 所属教員
職種
教授
|
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2008/12 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 農家家族における男女共同参画社会意識の現状
―2005年山口県家族経営協定締結者全数調査を用いて― |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 農村生活研究 |
出版社・発行元 | 日本農村生活学会 |
巻・号・頁 | 第52巻(第1号),43-58頁 |
著者・共著者 | 向野美緒・粕谷美砂子・天野寛子 |
概要 | (全体の概要)本稿の目的は、2005年山口県において実施した家族経営協定締結者全数アンケート調査結果から、女性農業者の地位向上に関わる部分を抜き出し、男女共同参画基本計画(第2次、2005)の枠組みに沿って農家の男女共同参画社会形成意識の現状を把握し、農家における男女共同参画状況を考察することである。分析した結果、第1に、経営主世代男性・女性(ほとんどが夫妻)の意識はかなり類似していた。第2に、農業収入の低さと農業所得を小じんの労働報酬として分割することの難しさは昔からの根源的な問題であるが、家族経営協定締結農家においても大きな変化はなかった。第3に、男女共同参画に関しては、理解に世代差が出た。第4に社会参画の実践では、どの世代も、また男性も女性も意欲的に社会参画しようとはしていない。以上から、本調査対象者たちは、男女共同参画という観点でみると、調査時点で積極的で意欲的であるといった評価をすることはできなかった。経営者世代の男女共同参画意識は進んできているが、性別役割分業の生活習慣は改善変化していない状況が明らかとなった。 |
ISSN | 0549-5202 |