マツナガ シノブ
MATSUNAGA Shinobu
松永 しのぶ 所属
人間社会学部 心理学科
生活機構研究科 心理学専攻
生活機構研究科 生活機構学専攻
生活心理研究所 所属教員
職種
教授
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 1993 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | 自閉症児の表出言語と表象機能との関係:自閉症児の言語の発達を促す指導 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 聴能言語学研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本コミュニケーション障害学会 |
巻・号・頁 | 10(1),27-34頁 |
著者・共著者 | 共著者:仙田周作、染谷利一、亀井真由美、松永しのぶ、太田昌孝 |
概要 | 自閉症は,行動の特徴で定義された症候群であり,人生の早い時期に起こってくる特有な発達障害である.自閉症の示すさまざまな症状の背後には,シンボル表象機能の発達に重篤な障害があることから,自閉症の治療教育においては,シンボル表象機能の発達に焦点をあてた評価が重要である.本論では,第一に,自閉症の有意味語の有無とシンボル表象機能との関係を考察した.第二に太田のStage評価に基づく自閉症の治療教育(CDT)について,特に言葉の発達を促す指導の課題の概略を述べた.結果:(1)62例の自閉症児を有意味語の有無で分けた.47%の症例に有意味語は認められなかった.(2)有意味語の有無は,精神発達とシンボル表象機能の発達に強く関係していた.(3)有意味語の有無や言語表出の程度は,太田のStage評価とよく相関していた.しかし,有意味語無しでは,StageはIからIII-1まで,有意味語有りでは,Stage IIからStage III-2までに分布していた.(4)表出言語の評価に比べ太田のStage評価はより詳細にシンボル表象機能の発達が評価でき有用である.
(共同研究につき、本人担当部分抽出不可能) |