アサダ ユウコ    ASADA Yuko
   浅田 裕子
   所属
グローバルビジネス学部 ビジネスデザイン学科
 
現代ビジネス研究所 所属教員
   職種
准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2016/12
形態種別 学術雑誌
標題 等位接続の一般用法
執筆形態 単著
掲載誌名 日本言語学会第153回大会予稿集
掲載区分国内
出版社・発行元 日本言語学会
巻・号・頁 153,134-139頁
著者・共著者 浅田裕子
概要 本発表は、日本語と日本手話(JSL)の観察に基づき、Davidson (2013) がアメリカ手話(ASL)について提案している等位接続の一般用法の分析を支持する。ASL には、 同一の等位接続詞 (coord) が使われている等位接続文において、連言的・選言的解釈の両方が容認される一般用法が存在する。
(i) MARY HAVE [TEA coord COFFEE] (MAYBE BOTH/DON’T KNOW WHICH).
Davidson によれば、この一般用法では、等位構造の外にある要素が代替集合の量化を認可し、連言的・選言的解釈をつくりだす。そして、そのような量化を認可する要素として、①文脈 ②BOTH, WHICH など文中の言語要素 ③頷きなどの非手指記号、の三種類を挙げている。本発表では、ASL・日本語・JSL の三言語に共通する①と②に関する観察を踏まえ、認可される量化の局所性には言語間で差異があることを指摘する。