ナガオカ ミヤコ    NAGAOKA Miyako
   永岡 都
   所属
人間社会学部 初等教育学科
 
生活機構研究科 人間教育学専攻
 
生活機構研究科 生活機構学専攻
   職種
特任教授(準常勤)
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2009/07
形態種別 大学・研究所等紀要
標題 音楽的意味論の比較考察 ―二十世紀後半から現在に到る音楽的意味の分析と記述の変遷―(東京大学大学院学位(博士「学術」)論文 (博総合923)
執筆形態 単著
概要 本論文は、東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻(表象文化論)の学位請求論文として提出され、平成21年7月に学位「博士(学術)」を取得した。論文の内容は、近年の音楽美学の主要なテーマの一つである「音楽的意味musical meaning」について、その概念が音楽思想や音楽理論の重要な概念として登場してきた経緯をふまえ、1)音楽固有の「意味性」について考察すること、2)20世紀後半から現在に到る音楽論の展開を音楽的意味論の思想的系譜として描くこと、3)現在の音楽的意味論がどのような理論と方法論をもって展開していくのか、その課題と可能性を明らかにすること、の3点を目的とするものである。全体は、序章「1980年代以降の音楽的意味論の諸相と論点」、第1章「音楽的意味の前史」、第2章「音楽的意味を解釈する今日的視座」、第3章「音楽的意味論の登場」、第4章「音楽における感情と意味」、第5章「音楽的意味の構造化」、終章「音楽的意味論の系譜/音楽的意味論の課題と可能性」、の7つの章で構成されている。