カラスダニ トモコ
KARASUDANI Tomoko
烏谷 知子 所属
人間文化学部 日本語日本文学科
文学研究科 日本文学専攻 博士前期課程
近代文化研究所 所属教員
文学研究科 文学言語学専攻 博士後期課程
職種
教授
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発行・発表の年月 | 1987/01 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 箸墓伝承の成立 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 学苑 |
出版社・発行元 | 昭和女子大学近代文化研究所 |
巻・号・頁 | (565号),20-32頁 |
概要 | 崇神紀に記された箸墓伝承は、神婚説話でありながら、大物主神の妻となった倭迹迹日百襲姫命が禁忌を破った結果死に至り、神の子誕生もないという異例なものである。「箸」は神婚説話において本来は男性神のシンボルであり、斎串・依代であった。箸墓伝承は、神婚説話と古墳造営起源説話という二つの異質な伝承を結びつける為に、本来神と巫女を結ぶ「箸」という媒介が「梯」・「橋」「端」の意味に転用されたこと、この伝承が成立し崇神紀に組み入れられた思想的な背景について考察した。 |