フジシマ ヨシツグ
FUJISHIMA Yoshitsugu
藤島 喜嗣 所属
人間社会学部 心理学科
生活心理研究所 所属教員
生活機構研究科 心理学専攻
職種
教授
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発表年月日 | 2023/09/23 |
発表テーマ | 肯定事象の生起確率判断に無関連な肯定的行動が及ぼす影響(2) 徳積みと罰当たりの区分と公正世界信念の影響 |
発表学会名 | 日本グループ・ダイナミックス学会第69回大会 |
主催者 | 高知工科大学 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
国名 | 日本 |
開催地名 | 高知市 |
開催期間 | 2023/09/23~2023/09/24 |
発表者・共同発表者 | 藤島喜嗣・猪飼こゆき・今尾春香・尾前里々花・藤原鞠花・村山美樹・恵結希乃 |
概要 | 本研究の目的は、行動の肯定性の効果ならびに自我関与による調整効果を検討し、藤島ら(2020)の結果を統制条件を設定した上で再現することであった。さらに、公正世界信念の影響を検討した。東京都内の女子大学生 203 名が実験に参加したオンライン実験の結果、肯定事象であるチケット当選の確率判断に無関連事象である自己の行動の影響が見られたが、自己の肯定的行動の影響は見られず、否定的行動の影響のみがみられた。つまり、徳積みではなく罰当たりの効果が認められた。また、藤島ら(2020)の結果と異なり、自我関与の効果は見られなかった。公正世界信念のうち、究極的公正世界信念と内在的公正世界信念がチケット当選確率の判断に影響を及ぼしていた。特に、負の投入に対し負の結末を期待する内在的 公正世界信念の持ち主には、結果発表前の自堕落な生活からの因果を想像しやすかったと考えられ、村山・三浦(2015)の尺度の構成概念妥当性を示していた。 |