コニシ カナエ
KONISHI Kanae
小西 香苗 所属
食健康科学部 管理栄養学科
女性健康科学研究所 所属教員
生活機構研究科 生活科学研究専攻
職種
准教授
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発表年月日 | 2017/09/13 |
発表テーマ | 産後うつ症状とその関連因子の検討 特に生活習慣、食品摂取状況との関連 |
発表学会名 | 第64回日本栄養改善学会学術総会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 徳島県徳島市 |
発表者・共同発表者 | 小西香苗 |
概要 | 「本報告の全般担当」
本研究は、(1)産後うつ病と生活習慣・食習慣・育児環境との関連について、(2)産後うつ病と食品群別摂取量との関連について明らかにすることを目的とした。 調査方法は、妊娠中の女性250名を対象に妊娠中調査および産後1ヶ月健診受診時に産後調査を自記式質問票にて実施した。調査内容は、食習慣・生活習慣調査、食事調査(BDHQ)、抑うつ調査(CES-D)、産後うつ病調査(EPDS)である。 産後の生活習慣では、睡眠が十分にとれていない者、平均睡眠時間が6時間未満の者、ストレスがある者においてEPDS得点が有意に高かった(p<0.01)。育児状況とEPDS得点の関連では、生活環境に満足していない者、赤ちゃんの気持ちが分からないことがある者で有意に高い結果となった(p<0.01)。妊娠中の食品群別摂取量とEPDS得点との関連では、穀類、嗜好飲料類摂取量において負の関連がみられ、魚介類摂取量と正の関連がみられた。 妊娠中の食事が産後の食事以上に影響していることが示され、産後のうつ病予防の観点からも妊娠中の食事の重要性が示唆された。 |