コハラ ナツコ
KOHARA Natsuko
小原 奈津子 所属
環境デザイン学部 環境デザイン学科
国際文化研究所 所属教員
生活機構研究科 生活機構学専攻
生活機構研究科 環境デザイン研究専攻
職種
特任教授(準常勤)
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発表年月日 | 2016/06/05 |
発表テーマ | 麻類等の植物繊維の生体鉱物による鑑別 |
発表学会名 | 日本文化財科学会第33回大会 |
主催者 | 日本文化財科学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | ポスター |
単独共同区分 | 共同 |
発表者・共同発表者 | 石川莉英、伊藤美香、小原奈津子 |
概要 | 生活の中で繊維素材として古くから使用されてきた、7種類の麻類を中心とする植物繊維の鑑別方法を開発することを目的として、植物の灰化物中に存在する生体鉱物の形態の利用による鑑別を試みた。試料繊維は大麻、苧麻、黄麻、亜麻、洋麻、芭蕉、マニラ麻を用いて、電気炉中で灰化したものを走査型電子顕微鏡観察し、灰化物中に含まれるシュウ酸カルシウム(クリスタル)を偏光顕微鏡で観察したところ、植物の種によって特徴的なクリスタルの形態が観察され、クリスタルの形態が鑑別の一つの手段になることを示した。また、灰化物中のケイ酸(シリカ)をメチルレッドで染色し光学顕微鏡でその形態を観察した。シリカの形態を利用した鑑別については今後もより多くのデータを蓄積する必要があると考える。 |