カラスダニ トモコ
KARASUDANI Tomoko
烏谷 知子 所属
人間文化学部 日本語日本文学科
文学研究科 日本文学専攻 博士前期課程
近代文化研究所 所属教員
文学研究科 文学言語学専攻 博士後期課程
職種
教授
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発表年月日 | 2022/11/12 |
発表テーマ | 来目歌の考察 |
発表学会名 | 日本歌謡学会秋季大会 |
主催者 | 日本歌謡学会 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 清泉女子大学 |
開催期間 | 2022/11/12 |
発表者・共同発表者 | 烏谷知子 |
概要 | 『日本書紀』第八~十一番歌謡を中心に、「咲」・「妖気」、「諷歌」の語に着目した。神武紀の来目歌には、意味をもった音の連続体としての言語がもたらす力や、「ええ」「ああ」の声・笑いが意味をもった言語とは異なった力をもたらすという考え方が反映されている。また「吾子よ」「蝦夷」というなぞらえや、「人多に」「今はよ」「今だにも」「吾子よ」の繰り返しによって士気を盛り上げ、「撃ちてしやまむ」「たむかひもせず」と所作・動作を詠むことで敵を屈服させることを表明する。歌謡の中のこうしたいくつかの言語表現以前の要素と言語表現が共鳴し合い、歌謡の世界を構成していることを考察した。 |