フジサワ タダモリ    FUJISAWA Tadamori
   藤澤 忠盛
   所属
環境デザイン学部 環境デザイン学科
 
国際文化研究所 所属教員
   職種
准教授
研究期間 2018/05~2019/03
研究課題 「失われたクメール美術」教育復活研究
実施形態 競争的資金等の外部資金による研究
研究委託元等の名称 一般社団法人東京倶楽部
キーワード カンボジア、美術、教育
代表分担区分 研究代表者
代表者 藤澤 忠盛
概要 1970年代に国家の人口約800万人中、約300万人という文化人の多くがポルポトによって虐殺されました。その後約2000年まで内戦に突入しクメールの伝統美術は崩壊、アジア最貧国に落ち至った結果、ニーズがあるのにも関わらず、現在でも公立の小学校、中学校では美術教育は行われていません。すでに正確なクメール美術の知識や経験を持った人間が年老いており、急がなければ歴史検証と復活が不可能になってしまう背景があります。また復活させたくても現在のカンボジアは明らかな指導者不足であり、日本からの人的支援は大きな貢献といえます。 現在カンボジアはプノンペンを中心に欧米文化を吸収しながら、急速な経済発展を遂げています。その結果国家の独自性が弱まっていることを危惧しています。欧米とは違った文化を持つクメール的個性は、今後のカンボジアが世界の中でさらなる発展を成し遂げるために必需なものだと考えています。