キムラ アヤノ
KIMURA Ayano
木村 あやの 所属
人間社会学部 心理学科
生活心理研究所 所属教員
生活機構研究科 心理学専攻
職種
准教授
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2018/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | 医療機関における心理検査報告書-検査依頼者の被検者理解に資する心理検査報告書の作成に向けて- |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 昭和女子大学生活心理研究所紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 20 |
著者・共著者 | ◎田口香代子・木村あやの・増淵裕子 |
概要 | 心理検査は、とくに医療機関において診断補助としての期待が高く(中村・中村,2000)、治療方針の決定に寄与するものといえる。臨床現場の心理職は、医師から心理検査の依頼を受けて実施し、医師や患者に向けて検査報告書を作成する場合が多い。検査者は報告の在り方について考え、検査依頼者の被検者理解に資する報告を行う必要がある。近年、読み手のニーズに応える報告書の書き方に関する文献は増えてきているが、実際に臨床心理士の報告書が医師からどのように受け取られているのかについて、詳細な検討はなされていない。そこで本研究では、臨床心理士に検査の依頼をし、報告書による結果報告を受けている医師を対象に調査を実施した。地方自治体の医療機関名簿に掲載されている、精神科、精神神経科、心療内科を有する854機関に質問紙を郵送し、有効回答数は90機関であった。回答機関の約9割が、心理検査報告書について依頼目的に合致した内容、かつ患者理解が深まると回答していた。また、患者本人へのフィードバックを目的としたわかりやすい報告書が求められていることが明らかとなった。 |