ウガイ サチエ
ugai sachie
鵜飼 祐江 所属
人間文化学部 日本語日本文学科
文学研究科 日本文学専攻 博士前期課程
職種
准教授
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/01 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | 「『源氏物語』の語りの方法としての呼称―「男」「女」「男君」「女君」呼称に注目して―」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 「昭和女子大学紀要学苑」 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (951),18-31頁 |
担当区分 | 筆頭著者 |
概要 | 従来「男」「女」「男君」「女君」は恋の場面を描き出す呼称とされてきた。「男」「男君」「女」は、限定的な使用により、恋の場面として印象づける効果がある。
一方、「女君」は様相を異にし、特に紫の上の場合、「姫君」から「女君」へと呼称が行きつ戻りつしながら移行する点が注目される。呼称の揺れには、「姫君」でもあった「女君」をこそ最愛の妻とする源氏の意識を看取でき、幼少期から築かれる二人の関係性が読み取れる。 |