ウガイ サチエ    ugai sachie
   鵜飼 祐江
   所属
人間文化学部 日本語日本文学科
 
文学研究科 日本文学専攻 博士前期課程
   職種
准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2020/03
形態種別 大学・研究所等紀要
標題 「「近江の君」という呼称―物語内容を内包する「明石」呼称との比較を通して―」
執筆形態 単著
掲載誌名 「東京医科歯科大学 教養部研究紀要」
掲載区分国内
出版社・発行元 東京医科歯科大学
巻・号・頁 (50),67-78頁
担当区分 筆頭著者
著者・共著者 鵜飼祐江
概要 「近江の君」呼称の初出は、父内大臣の会
話文中に見られ、異母姉弘徽殿女御のもとで
の宮仕えを機に、女房名のようにして用いら
れはじめる。明石の君の「明石」も地名に因む
が、「明石」は物語内容を内包する呼称であ
り、質が異なる。
出仕名には、父兄の身分が反映されること
が多いが、「近江の君」は、むしろ父によって
「内大臣家のむすめ(姫君)」から女房的な存
在とされ、内大臣家から切り離されて呼ばれ
てゆくものと考える。