ウガイ サチエ    ugai sachie
   鵜飼 祐江
   所属
人間文化学部 日本語日本文学科
 
文学研究科 日本文学専攻 博士前期課程
   職種
准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2011/03
形態種別 大学・研究所等紀要
標題 「玉鬘の「撫子」「対の姫君」呼称について-「夕顔」「常夏」と絡めながら」
執筆形態 単著
掲載誌名 「東京女子大学紀要論集」
掲載区分国内
出版社・発行元 東京女子大学論集編集委員会
巻・号・頁 61(2),25-46頁
担当区分 筆頭著者
著者・共著者 鵜飼祐江
概要 系呼称の両方が用いられており、紫の上との共通点が挙げられる。この「撫子」は、頭中将と夕顔の物語を内包し、源氏もその物語を共有しており、源氏と夕顔と頭中将とその遺児の玉鬘という四人の、複雑な関係性を孕む呼称となっている。
「撫子」に覗く源氏の意識が、玉鬘十帖において、六条院で「対の姫君」と呼ばれる玉鬘と源氏との関係に響き合い、緊張感を孕んだ微妙な恋物語を描き出すことを読み解く。