マスブチ ユウコ    MASUBUCHI Yuko
   増淵 裕子
   所属
人間社会学部 心理学科
 
生活心理研究所 所属教員
   職種
専任講師
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2016/03
形態種別 大学・研究所等紀要
査読 査読あり
標題 中年期女性における「ひとりの時間」の意味-青年期との比較―
執筆形態 共著
掲載誌名 昭和女子大学生活心理研究所紀要
掲載区分国内
巻・号・頁 18,31-43頁
著者・共著者 増淵裕子・松永しのぶ・大石美佳
概要 本研究では、(1) 中年期女性のひとりで過ごすことに関する感情・評価および「ひとりの時間」の過ごし方の特徴を検討し、青年期と比較すること、(2)「ひとりの時間」と基本属性・生活状況との関連および、主観的幸福感との関連を検討し、中年期女性にとっての「ひとりの時間」の持つ意味を考察することを目的とした。
50歳前後の女性99名が回答した質問紙調査を分析した。因子分析の結果、「『ひとりの時間』の過ごし方」は「自己内省」、「個人的活動への没頭」、「ストレスからの解放」の3下位尺度、「ひとりで過ごすことに関する感情・評価」は、「孤独・不安」、「自立願望」、「充実・満足」の3下位尺度から構成されることが明らかになった。これらの結果について青年期との違いが議論された。また、共分散構造分析の結果、「ひとりの時間」に個人的活動に没頭したり、自己内省をしたりすることで、ひとりで過ごす充実・満足感が高まり、それが中年期女性の主観的幸福感を促進することが示された。