マスブチ ユウコ
MASUBUCHI Yuko
増淵 裕子 所属
人間社会学部 心理学科
生活心理研究所 所属教員
職種
准教授
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | 女子大学生における「ひとりの時間」の行動とアイデンティティとの関連-大学生期前半と後半の比較- |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 昭和女子大学生活心理研究所紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 24,23-34頁 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | ◎増淵裕子・今城周造 |
概要 | 本研究では、女子大学生を対象に、第一に、青年が「ひとりの時間」をどのように過ごしているかについて、具体的行動を測定するための尺度を作成すること、第二に、作成された尺度を用いて、「ひとりの時間」の行動とひとりで過ごすことに関する感情・評価が、アイデンティティの4側面とどのように関連しているかを検討すること、第三に、第二の関連について学年差を検討することを目的とした。女子大学生213名を調査対象とし、質問紙法による調査を実施した。結果は以下の通りである。(1)因子分析の結果、「ひとりの時間」の行動として、「思考・内省」「休息・解放」「遠隔他者との繋がり」「趣味」の4因子が見出され、尺度が作成された。(2)多母集団同時分析の結果、3・4年生では、「ひとりの時間」の行動がひとりで過ごすことに関する感情・評価を媒介してアイデンティティにさまざまな影響を及ぼしていたのに対し、1年生ではそのような影響はほとんどみられなかった。これらの結果から、大学生期前半と後半での「ひとりの時間」の行動がアイデンティティに及ぼす影響の違いが議論された。 |