ヤマダ ナツキ
YAMADA Natsuki
山田 夏樹 所属
人間文化学部 日本語日本文学科
近代文化研究所 所属教員
職種
准教授
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2005/07 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 「世間」と電子メディア―過渡期としての中上健次「十九歳の地図」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 立教大学日本文学 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 立教大学日本文学会 |
巻・号・頁 | (94),111-123頁 |
概要 | 中上健次「十九歳の地図」において、十九歳の「少年」である「ぼく」が、電話という電子メディアと深く関わりながらも、一方で「世間」「歴史」といった価値観に縛られていき、そのせめぎあいの中で結果的に「白痴」となってしまうあり方に注目した。そしてそれが、〈子ども期〉の解体、消費社会化における「現実」/「虚構」という境界の揺らぎの過程を体現するものとして描かれているということを論じたものである。 |