ヤマダ ナツキ    YAMADA Natsuki
   山田 夏樹
   所属
人間文化学部 日本語日本文学科
 
近代文化研究所 所属教員
   職種
准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2008/02
形態種別 学術雑誌
標題 被占領と人工性―村上龍「コインロッカー・ベイビーズ」における核の反復
執筆形態 単著
掲載誌名 敍説Ⅲ
掲載区分国内
出版社・発行元 花書院
巻・号・頁 (2),60-71頁
概要 村上龍「コインロッカー・ベイビーズ」において、「ロボット」として描かれるキクとハシの人工的身体を、戦後日本の被占領の形象として注目し直すことにより、これまで安易に捉えられてきた「ダチュラ」による〈破壊〉と〈再生〉という本作の構図を、それが被爆の反復であり、同時に軍需産業としてのアメリカと癒着し、継続してアジアを抑圧し続ける戦後日本を体現するものとして論じたものである。