ヤマダ ナツキ
YAMADA Natsuki
山田 夏樹 所属
人間文化学部 日本語日本文学科
近代文化研究所 所属教員
職種
准教授
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2014/06 |
形態種別 | その他 |
招待論文 | 招待あり |
標題 | 書評 一柳廣孝/久米依子編著『ライトノベル・スタディーズ』 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 日本文学 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本文学協会 |
巻・号・頁 | (VOL.63),66-67頁 |
概要 | 一柳廣孝/久米依子編著『ライトノベル・スタディーズ』の書評を担当し、ライトノベルの越境性を解き明かすことを一つの目的とする本書のあり方を論じたものである。どのようなジャンルの作品も、様々な先行作品を取り込んでいく性質があるが、ライトノベルはその度合いが強く、ある種、露悪的に行われるものであり、それが描き手にとっても読み手にとっても前提となっているメタジャンルだという認識が、本書からは伝わってくると、まずは整理した。ただしその上で、本書において、そのように全体で共有されていると思われる性質について具体的に言及している論考が多くはなかったことを、幾つかの論考を取り上げた上で批判していった。また、〈一般的〉な文学作品を対象とする場合と同様の方法で構造分析を行うことの不毛さも、合わせて指摘していった。 |