ヤマダ ナツキ
YAMADA Natsuki
山田 夏樹 所属
人間文化学部 日本語日本文学科
近代文化研究所 所属教員
職種
准教授
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/05 |
形態種別 | 単行本 |
標題 | 文学研究から現代日本の批評を考える―批評・小説・ポップカルチャーをめぐって |
執筆形態 | 共著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | ひつじ書房 |
総ページ数 | 368 |
担当範囲 | 富野由悠季『機動戦士Zガンダム』における「ニュータイプ表象」の現在性―大量破壊と可能世界 |
著者・共著者 | 編著者:西田谷洋
中村三春、山田夏樹、西田谷洋、河野真太郎、岩川ありさ、広瀬正浩、水川敬章、近藤周吾、倉田容子、小谷瑛輔、矢口貢大、服部徹也、大橋崇行、千田洋幸、柳瀬善治 |
概要 | 担当範囲
富野由悠季『機動戦士Zガンダム』における「ニュータイプ表象」の現在性―大量破壊と可能世界 (42~65頁) 富野由悠季『機動戦士ガンダム』(1979~80)より始まる「ガンダム」シリーズにおける「ニュータイプ」及び、宇宙移民の描写は、これまで、現実社会の様々な軋轢や歪み、具体的には、被占領下の戦後日本のあり方を体現するものとして捉えられてきた。しかし実際には、「ガンダム」のシリーズ化の契機となった富野由悠季『機動戦士Zガンダム』(1985~86)が、そのように「ニュータイプ」及び宇宙移民に被占領下の日本を見出すような一面的なあり方自体を批判的に照射していること、加えて以降のシリーズも、戦後の問題に呪縛のように囚われたものではなく、その都度〈現在〉の問題性を浮彫にする作品になっていることを明らかにしたものである。 |