イトウ ミカ    ITOH Mika
   伊藤 美香
   所属
食健康科学部 管理栄養学科
 
女性健康科学研究所 所属教員
 
研究支援機器センター 所属教員
   職種
専任講師
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2013/03
形態種別 大学・研究所等紀要
査読 査読あり
標題 東宮遺跡出土の繊維遺物について
執筆形態 共著
掲載誌名 (公財)群馬県埋蔵文化財調査事業団 研究紀要
巻・号・頁 (31),83-90頁
著者・共著者 小原奈津子(昭和女子大学)、黒澤哲弘(群県埋蔵文化財調査事業団)
概要 天明三(1783)年新暦8月5日、浅間山噴火に伴い発生した天明泥流は、吾妻川、利根川流域の村々に甚大な被害をもたらした。吾妻川左岸、中位河岸段丘上に位置する東宮遺跡もこの時に被災した川原畑村の一部である。東宮遺跡は吾妻川よりも40-50mほどの比高差に位置するため、全てが押し流されることなく、ここで出土した繊維遺物は使用されていた場所と時期が限定でき、その試料価値は高い。
顕微鏡ならびにフーリエ変換赤外分光光度計を用いての調査により、この繊維遺物は大麻繊維である可能性が高いことが分かった。なお、本遺跡の近くには大麻繊維の畑も出土していることが分かっている。