ムラヤマ ノリオ
Murayama Norio
村山 憲男 所属
人間社会学部 心理学科
生活機構研究科 心理学専攻
生活心理研究所 所属教員
生活機構研究科 生活機構学専攻
職種
准教授
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/02 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | 睡眠薬と睡眠時無呼吸症候群 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | THE LUNG-perspectives |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 24(1),49-52頁 |
著者・共著者 | 田ヶ谷浩邦、村山憲男、深瀬裕子 |
概要 | ベンゾジアゼピン系睡眠薬は呼吸に影響を及ぼすため、慎重に使用すべきである。非ベンゾジアゼピン系睡眠薬、メラトニン受容体アゴニスト、オレキシン受容体アンタゴニストについては、プラセボと比較して睡眠呼吸障害を悪化させる作用は認められていない。しかし、睡眠そのものが、血中炭酸ガス濃度変化と血中酸素濃度変化への反応を抑制し、上気道を虚脱・閉塞させることから、睡眠薬による睡眠改善作用や睡眠構造の変化が睡眠呼吸障害や慢性閉塞性肺疾患(COPD)を悪化させる可能性がある。睡眠呼吸障害やCOPDでは、不眠の訴えが多いことが知られており、睡眠薬を投与する際には、これらの疾患の除外、あるいは呼吸機能の評価を行っておくことが望ましい。特に、通常用量を上回る睡眠薬や、複数の睡眠薬を併用投与する場合には、睡眠呼吸障害とCOPDの除外、呼吸機能の評価が必要である。 |