ソ ミンジョン    Minjung SEO
   徐 珉廷
   所属
国際学部 国際学科
   職種
准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2018/07
形態種別 学術雑誌
査読 査読あり
標題 日本語の格助詞「に」と韓国語の「에게」―認知言語学の観点から―
執筆形態 単著
掲載誌名 『日本言語文化研究』
掲載区分国外
出版社・発行元 延辺大学出版社(中国)
巻・号・頁 第五輯(上下),84-95頁
著者・共著者 延辺大学日本学研究所
概要 本稿は認知言語学の〈事態把握〉の観点から日本語の助詞「に」と韓国語の助詞「에게」を比較・対照した。日韓における与格助詞「に」と「에게」の用法は大きく着点用法と起点用法に分けられる。着点用法の「に」と「에게」はほぼ対応するが「~に会う」「~に恋する」などの一部の語句は対応せず、韓国語ではヲ格を用いる。また起点用法では対応する場合(動作主、授与主、所有主)と対応しない場合(知覚主、感情主)の混在が見られた。このような差異の根底には日本語話者が韓国語話者より主観的な事態把握を好むことに起因すると考える。