サガエ ヨシエ
SAGAE Yoshie
寒河江 芳枝 所属
人間社会学部 初等教育学科
現代教育研究所 所属教員
職種
特命准教授
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 乳幼児期の要求表現にみられる迂回の意味-子ども主体の保育を目指して- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 白梅学園大学大学院 博士論文 |
掲載区分 | 国内 |
担当範囲 | 全114頁 |
著者・共著者 | 寒河江芳枝 |
概要 | 本論文は、乳幼児期の要求表現の過程にみられる「迂回」行動に着目し、その意味を明らかにするものである。そのことを合わせて子ども主体の関係から検討する。本論文は、3研究を基に進める。研究より明らかにされたことは、以下の点である。迂回自体は、子どもが“間”を取る行動である。子どもが“間”を取ることにより、子ども自身が自己を決定する時間であることを理解することができた。また、“間”には子どもと大人の対立を統合する要素があり、相互の相手を見ることを可能にする。さらには、“間”は、水面下の対話の時間とも考えられる。自己を決定する時間は、短時間で決定する場合もあれば、長時間で決定する場合もある。このあいまいさが、迂回行動の特徴のように思われる。 |