ナカムラ ノリコ
NAKAMURA Noriko
中村 徳子 所属
人間社会学部 初等教育学科
現代教育研究所 所属教員
生活機構研究科 人間教育学専攻
職種
准教授
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発行・発表の年月 | 2003/11 |
形態種別 | 学術雑誌 |
査読 | 査読あり |
標題 | Cultural innovation and transmission of tool use in wild chimpanzees: evidence from field experiments |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Animal Cognition |
巻・号・頁 | (6号),213-223頁 |
著者・共著者 | Biro, D., Tonooka, R., Yamakoshi, G., Sousa, C., & Matsuzawa, T. |
概要 | ボッソウ村に生息する野生チンパンジーは「油ヤシ」を、となりのタイの森に生息するチンパンジーたちは「コウラ」という実を叩き割る。実際ボッソウにはコウラの実は存在しないが、タイから持ち帰ったコウラの実を実験的にボッソウのチンパンジーに与えてみると、メス1個体だけが躊躇なく叩き割った。このメスはおそらくタイの森から移籍してきたものと考えられる。ボッソウの他のチンパンジーは初めて目にする実を警戒したが、このメスによってコウラの実割り行動はボッソウの新しい文化として徐ーに伝播した。 |