ナカムラ ノリコ
NAKAMURA Noriko
中村 徳子 所属
人間社会学部 初等教育学科
現代教育研究所 所属教員
生活機構研究科 人間教育学専攻
職種
准教授
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発行・発表の年月 | 1997/04 |
形態種別 | 単行本 |
標題 | 脳と意識 |
執筆形態 | 共著 |
出版社・発行元 | 朝倉書店全283頁 |
巻・号・頁 | 242-260頁 |
著者・共著者 | 編著者:苧阪直行
共著者:松沢哲郎 |
概要 | (全体概要)脳の高次機能のなかで注目を集めている意識や注意を解明するためにおこなわれた研究を紹介したもの。神経科学や神経心理学などで得られたデータを意味づけるには、心理学の実験や情報処理モデルが必要不可欠であり、逆に心理実験やモデルを意味づける脳の理論も必要不可欠である。認知神経科学、神経心理学、情報心理学、比較認知科学や知覚心理学の立場から、脳と意識について論じている。
(担当部分概要) 242頁~260頁「自己意識の系統発生」ヒトとヒト以外の動物を同一の方法で比較する比較認知科学的な立場から、自己意識の多様な側面のうち、その一側面としての「自己認知」に焦点をあてた。鏡を使った自己認知の研究をおこない、鏡に映った自己像を自己だと認知できるのはホミノイド(ヒトと大型類人猿)に限られることを示す。また近年注目をあびている「心の理論」と呼ばれる研究について検討し、ヒトとヒト以外のホミノイドのあいだに認められる差異を示す。 |