ヤマモト アキコ    YAMAMOTO Akiko
   山本 晶子
   所属
人間文化学部 日本語日本文学科
 
文学研究科 日本文学専攻 博士前期課程
   職種
教授
発行・発表の年月 2006/08
形態種別 その他
標題 「例会ノート いま読み解く狂言〈瓜盗人〉」
執筆形態 単著
掲載誌名 『能と狂言』4
巻・号・頁 141頁
概要 平成17年4月に行われた能楽学会東京例会における狂言「瓜盗人」に関する報告の概要をまとめた。地方に残る狂言の演出から、「瓜盗人」の終曲部のあり方を再検討することを試みた。曲の前半については、装束・小道具に流派の特徴が認められることを指摘した。また後半については、その演出をビデオで確認しつつ、現在各流派で演じられている追い込みとは違った演出を持つ馬瀬狂言の演出を紹介し、その演出意図を探った。各流派の台本の調査により、この演出が江戸中期以降廃れた演出と関わりを持つこと、更に辻能として活動していた仙助能の演出であった可能性も併せて指摘した。