ヤマモト アキコ
YAMAMOTO Akiko
山本 晶子 所属
人間文化学部 日本語日本文学科
文学研究科 日本文学専攻 博士前期課程
職種
教授
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/01 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | 馬瀬狂言資料の紹介(11)「今神明」について |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 「学苑」 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 昭和女子大学近代文化研究所 |
巻・号・頁 | (939),63-77頁 |
概要 | 馬瀬狂言に伝承する「今神明」の詞章を紹介し、その位置づけを論じた。和泉流固有の曲である「今神明」は、場面展開の違い等から大きく3つの系統に分かれる。天理本をはじめとするグループ、和泉家古本をはじめとするグループと和泉流密書である。馬瀬狂言資料の文化二年本は、この中の和泉家古本系統に属し、中でも和泉流宗家系狂言本に近似することが認められた。この本の成立が享和元年の可能性が指摘されており、そのことを踏まえると、享和が文化の前の年号で、両本の書写年代も近いことになる。以上のことから文化年間前後に馬瀬において和泉流山脇派の詞章が伝えられる環境があった可能性を示唆した。 |