イハラ トモアキ    IHARA Tomoaki
   井原 奉明
   所属
国際学部 英語コミュニケーション学科
 
文学研究科 英米文学専攻 博士前期課程
 
文学研究科 文学言語学専攻 博士後期課程
   職種
教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2018/04
形態種別 大学・研究所等紀要
査読 査読あり
標題 ウィトゲンシュタイン哲学における主体性について(1)
執筆形態 単著
掲載誌名 学苑
掲載区分国内
出版社・発行元 昭和女子大学
巻・号・頁 (930),50-64頁
概要 本論文は、初期および中期ウィトゲンシュタインの「主体」に関する考察を研究対象とする。ショーペンハウアーの「主体」概念を手掛かりとし、ウィトゲンシュタインの考察がそれとどのように似ており、どのように違うのか明確にした。『論考』における「主体」概念は、世界、言語、思考と存在論的および認識論的つながりをもっている。そこから論理空間が存在論的に開かれた際、そこにおける主体は動作主体と意識主体に分けられるが、動作主体は非人称的な認識対象であることから「主体性」を消去され、意識主体は命題分析により対象となり得ずに(命題的態度を含む文から)消去される。唯一、「主体性」を残すのは形而上学的主体であり、生、限界という概念と結びついて、世界の限界と一致するとみなされることを論証した。また、本稿では『論考』が備える理論的緊張感も述べ、なぜそれが崩壊に至るかも予測した。