ボルジギン フスレ    Borjigin HUSEL
   ボルジギン 呼斯勒
   所属
国際学部 国際学科
 
国際文化研究所 所属教員
 
生活機構研究科 生活文化研究専攻
 
生活機構研究科 生活機構学専攻
   職種
教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2021/03
形態種別 学術雑誌
標題 ハルハ河、ノモンハンからみたハルハ河・ノモンハン戦争
執筆形態 単著
掲載誌名 モンゴルと東北アジア研究
掲載区分国内
巻・号・頁 Vol.5,55-78頁
概要 本論文は、ハルハ河と停戦後にさだめられた国境線という2つの交差点にたって、ハルハ河・ノモンハン戦争、とりわけ7月初旬の日本軍の渡河作戦(バヤンツァガーン大会戦)における橋の攻守、戦争全体における双方空軍の越境空襲、布陣の変化・推移、攻防の的(フォーカス)をとらえ、再検討した。ハルハ河、あるいはノモンハンのどちらかのみにたって、1939年のこの「出来事」をみわたすのでは、相手からの視線、立場がみえてこない。ハルハ河とノモンハンにたって、両側の視線を交錯させ、考察することではじめて、ハルハ河・ノモンハン戦争をより客観的に、ふかく透視することができる。筆者がこの戦いを、「ハルハ河」でも「ノモンハン」でもない、「ハルハ河・ノモンハン戦争」とよぶのも、こうした理由があるからである。