タナカ ナオコ
TANAKA Naoko
田中 奈緒子 所属
人間社会学部 心理学科
生活心理研究所 所属教員
生活機構研究科 心理学専攻
職種
教授
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | ICTを活用した心理支援システムの整備― ICFの観点から自己モニタリングが苦手な思春期の子どものためのプログラムを考える ― |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 生活心理研究所紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 昭和女子大学 |
巻・号・頁 | 18,71-80頁 |
著者・共著者 | ◎佐藤昌子・増淵裕子・鎌田せりあ・田中奈緒子 |
概要 | 昭和女子大学生活心理研究所は、思春期の発達障害の子どもを対象として、ICT(タブレット端末)を活用した心理支援プログラムを作成した。タブレット端末を使用することにより、心理支援への導入がスムーズになり、カウンセラーとクライエントは話題を共有しやすくなるとともに長い時間会話を持続することができた。クライエントは、マインドマップとしてタブレット端末上に視覚化することで、自分の体験を系統的・多面的にモニタリングすることができ、さらに、否定的感情を伴う体験についても客観的にモニタリングすることができた。
タブレット端末の活用は、思春期の発達障害の子どもが苦手とする自己モニタリングなどの認知処理を補うという意味で、心理支援における「合理的配慮」の一つであり、ICFの観点では「環境因子」を変える一つの選択肢として評価できる。 |