マツナガ シノブ
MATSUNAGA Shinobu
松永 しのぶ 所属
人間社会学部 心理学科
生活機構研究科 心理学専攻
生活機構研究科 生活機構学専攻
生活心理研究所 所属教員
職種
教授
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | 働く母親における完全主義傾向がワーク・ファミリー・コンフリクトと精神的健康に与える影響 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 昭和女子大学生活心理研究所紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 昭和女子大学生活心理研究所 |
巻・号・頁 | 21,1-13頁 |
著者・共著者 | 共著者:曾田夕貴,松永しのぶ |
概要 | 本研究の目的は、働く母親を対象に、1.仕事と家庭生活それぞれに対する完全主義傾向がワーク・ファミリー・コンフリクトと精神的健康に及ぼす影響を明らかにすること、2.子どもの年齢、就労形態による違いについて検討することであった。働く母親312名が回答した質問紙調査を分析した。その結果,仕事あるいは家庭生活どちらか一方の役割に対する完全主義傾向が他方の役割達成を阻害し,精神的健康を低めることが明らかになった。末子の年齢が6歳以下の場合には,家庭生活に完全を求める傾向が仕事役割の達成を妨げ,精神的健康を低下させるのに対して,末子が7歳以上の場合は,仕事に完全を求める傾向が家庭役割の達成を妨げ,精神的健康を低めていた。また,常勤職では,家庭生活に完全を求める傾向が仕事と家庭の両方の役割達成を阻害し,精神的健康を低めていたのに対し,非常勤職では,家庭生活に完全を求める傾向が仕事役割の達成を阻害し,精神的健康を低下させることが示された。
(担当部分概要)第二著者が指導した第一著者の修士論文を第二著者が再構成し、共同で執筆した。 |