キタモト ケイコ    KITAMOTO Keiko
   北本 佳子
   所属
人間社会学部 福祉社会学科
 
生活機構研究科 福祉社会研究専攻
 
女性文化研究所 所属教員
   職種
教授
発行・発表の年月 2004/10
形態種別 その他
標題 福祉専門職と社会保障・社会福祉サービス
執筆形態
掲載誌名 社会保障・社会福祉大事典旬報社全892頁
巻・号・頁 586-589頁
概要 (全体概要) 本事典は、所得保障と医療保障を中心にした従来の「社会保障」に加えて、労働や技術・方法まで含めた社会福祉・社会サービスを大きく扱い、社会保障・社会福祉の今日的性格を象徴するものである。そして、その構成は、1部の社会保障・社会福祉のしくみと利用、第2部の社会的総合生活保障と社会保障・社会福祉の制度、第3部の社会保障・社会福祉の理論・政策、第4部の社会保障・社会福祉基本データからなる。(本人担当部分概要)586頁~589頁 本論では、まず福祉専門職の社会保障及び社会福祉制度における位置を、それらの制度との軸と、そこにおける担い手の専門・非専門、有給・無給、法律に基づいた職務か否かという軸から整理し、その上で、その福祉専門職の専門性と機能を、第一に職業倫理とソーシャルアクションとの関係から述べ、次に前段で述べた専門職の専門性がときに、専門職の権威や権力という形で強化され、専門職主義による「逆機能」を起す可能性のあることと、そうした「逆機能」を防ぐためには、倫理綱領による自己規制と利用者による自己決定と参加の重要性を論じた。そして、最後に、今後の専門職のあり方として、利用者及び専門職集団とのパートナーシップの必要性(重要性)を論じた。共著者:事典刊行委員会編、編集委員:一番ヶ瀬康子、井上英夫、岩田正美、植田章、大谷藤郎、大友信勝、唐鎌直義、河合勝義、河野正輝、里見賢治、中田照子、萩原康生、早川和男、保母武彦、枚里毎冶、松村祥子、宮田和明、相野谷安孝他163名。