ヨネクラ ユキコ
YONEKURA Yukiko
米倉 雪子 所属
国際学部 国際学科
職種
教授
|
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2022/01 |
形態種別 | その他 |
査読 | 査読あり |
招待論文 | 招待あり |
標題 | 「【カンボジア】世襲へ動くフン・セン首相―カンボジア、自由制限と貧困抱え」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『e-World Premium』 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 時事通信社 |
担当区分 | 筆頭著者 |
概要 | 2021年12月2日、カンボジアのフン・セン首相は、長男フン・マネット陸軍司令官を後継にしたいと公表し、同月24日、与党・人民党中央委員会は全会一致で、長男を「将来の首相候補」として承認した。フン・セン首相はかねて「あと10年は務める」と話しており、実際にいつ引き継ぐかは不明だが、2028年総選挙後、との見方が多い。
カンボジアでは1993年に国連監視下で制憲議会選挙が実施されて以来、5年ごとに総選挙が実施され、次の総選挙・国民議会選挙は2023年7月。今年6月5日には地方選・コミューン選挙がある。しかし2017年に最大野党・救国党が解党され、2018年の総選挙では、国民議会の全議席を与党・人民党が独占した。民主化が後退したことは否めない。 在任37年のフン・セン長期政権の世襲は思惑通り進むのか。中国を後ろ盾に国内の政治的・市民的自由を制限するこの政権が続くことは、カンボジアの人々にとって何を意味するのか、について論じる。 |