教員情報 | 昭和女子大学

マツノタカノリ MATSUNO Takanori 松野隆則所属人間社会学部心理学科生活心理研究所所属教員生活機構研究科心理学専攻職種教授
言語種別	日本語
発行・発表の年月	2022/03
形態種別	大学・研究所等紀要
査読	査読あり
標題	自尊感情の安定性-不安定性次元の実証的検討　―くり返し測定時の変動と不安定性の自己評価との比較対照―
執筆形態	共著
掲載誌名	昭和女子大学生活心理研究所紀要
掲載区分	国内
出版社・発行元	昭和女子大学生活心理研究所
巻・号・頁	24,85-98頁
担当範囲	全体（共同執筆のため抽出不可）
担当区分	最終著者
著者・共著者	◎中島絵美・松野隆則
概要	自尊感情の安定性－不安定性の個人差を測定する複数の研究技法を比較対照する実証研究が遂行され、91名の女子大学院生・女子大学生が、質問紙調査とそれに続く1週間の毎日の状態自尊感情のオンライン測定に参加した。72名の参加者から、6日間以上のオンライン調査への回答が得られ、6日間以上に渉る状態自尊感情の統計的変動指標（標準偏差）は、自尊感情の不安定さの自己評価を尋ねる心理尺度の得点と中程度に相関していた。「自尊感情の安定性尺度」によって測定された自尊感情の不安定性は、自尊感情の高低の指標とは相関しておらず、２つのタイプの自己愛傾向から部分的に説明可能であり、対人的傷つきやすさを自尊感情の低さと並行して説明する力があった。これらの結果から、自尊感情の安定性－不安定性次元を心理尺度によって測定することの妥当性と意義が明らかとなった。