フフ バートル    HUHBATOR .
   フフバートル 呼和巴特爾
   所属
人間社会学部 現代教養学科
 
生活機構研究科 福祉社会研究専攻
 
国際文化研究所 所属教員
 
生活機構研究科 生活機構学専攻
   職種
教授
発行・発表の年月 2002/05
形態種別 大学・研究所等紀要
標題 訳語がもたらした伝統的地理観念の変容ーー「草原」ということばとそのモンゴル語訳語をめぐってーー
執筆形態 単著
掲載誌名 『学苑』(外国語科特集)
出版社・発行元 昭和女子大学近代文化研究所
巻・号・頁 (742号),12-22頁
概要 中国語の「草原」のモンゴル語訳語であるタル・ノタグということばについての考察。まず、「草原」という漢語は明治維新後日本で作られ、その後中国語に導入されただろうと判断し、約半世紀に遡りそのモンゴル語訳語成立のプロセスを追った。訳語にはいくつかのバリエションが存在したが、現在の訳語が定着したのは中国の「文革」の時期(1966~76)であるという結論に達した。さらに、中国に「塞外」と呼ばれていたモンゴルの大地が「草原」と呼ばれるようになったこと、つまり、「草原」という一地理用語がいかに牧歌的なロマンを塗り付けられてきたかという歴史的背景を明かにした。タル・ノタグという訳語は伝統的な遊牧生活を営むモンゴル人たちには受け入れがたい用語であるが、中国語を理解する人口が増えるにつれてこのような翻訳概念によるモンゴル語が内モンゴルのモンゴル語に浸透しつつある。