シマタニ マキコ
SHIMATANI Makiko
島谷 まき子 所属
人間社会学部 心理学科
生活機構研究科 心理学専攻
生活機構研究科 生活機構学専攻
生活心理研究所 所属教員
職種
教授
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発行・発表の年月 | 1988/12 |
形態種別 | 学術雑誌 |
標題 | 断続的に来談した登校拒否の一事例 -カウンセラーの逆転移をめぐって- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 筑波大学臨床心理学論集 第4集 |
巻・号・頁 | 3-9頁 |
概要 | 本研究は、 継続的に来談しない登校拒否の中学生女子となかなか関係をつけられず1年を経過した時点で、 「継続的に来談しないため関係がつきにくい登校拒否の事例」として筑波大学ケース研究集会(昭和62年 9月30日)で発表し、 伊藤裕子氏(都児童相談センター)よりコメントをいただき、 そのコメントを契機にクライエントとの関係が改善した事例を、 おもにカウンセラーの逆転移を中心に考察したものである。 つまり関係づけがうまくいかなかった原因として、 カウンセラーがクライエントに陰性逆転移をおこし、 それを適確に分析してクライエントの理解やカウンセリングの進展に活かすことができなかったことが あげられる。 そこから、 本事例に即して、逆転移の 2つの側面(真性逆転移と神経症的逆転移)の現れや、 逆転移感情の変化に伴うカウンセリング関係の改善について考察した。 |