シマタニ マキコ
SHIMATANI Makiko
島谷 まき子 所属
人間社会学部 心理学科
生活機構研究科 心理学専攻
生活機構研究科 生活機構学専攻
生活心理研究所 所属教員
職種
教授
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2010/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
査読 | 査読あり |
標題 | 精神障害者に対する社会的態度ー精神障害に関する知識・経験・その他の要因からの検討ー |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 昭和女子大学生活心理研究所紀要 |
巻・号・頁 | 12,87-98頁 |
著者・共著者 | ◎毛呂裕子・島谷まき子 |
概要 | (1)精神障害に関する知識や経験が、精神障害者への社会的態度をどのように規定しているかを量的分析によって検討し、(2)精神障害者への社会的態度を規定する知識や経験以外の要因は何か、精神障害者への社会的態度がどのように変化する可能性があるかを、質的分析によって検討した。313名(男性107名、女性206名、平均年齢22.7歳)に質問紙調査を実施した結果、精神障害に関する知識や経験が豊富であるほど、精神障害者への社会的距離が近く、イメージがポジティブであった。5名(男性3名、女性2名、平均年齢24.0歳)に半構造化面接を行った結果、精神障害者に対する立場の違いによって社会的態度が異なることが明らかになった。つまり、社会の一員としての関わりの場合には社会的距離は近く、自分の家族との関わり度が高い場合には社会的距離は遠くなった。イメージは肯定的・否定的の両面を持っていた。新しく、精神障害者への社会的態度を規定する要因として、精神障害への関心、本音、人としての在り方が見出された。社会的態度の変化要因として、社会的偏見の減少・増大要因が、社会的態度の不変要因として、精神障害者に対する一般的認識が見出された。 |