カラスダニ トモコ
KARASUDANI Tomoko
烏谷 知子 所属
人間文化学部 日本語日本文学科
文学研究科 日本文学専攻 博士前期課程
近代文化研究所 所属教員
文学研究科 文学言語学専攻 博士後期課程
職種
教授
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発行・発表の年月 | 2004/03 |
形態種別 | 大学・研究所等紀要 |
標題 | 須佐之男命-そのさすらいをめぐって- |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 学苑 |
出版社・発行元 | 昭和女子大学近代文化研究所 |
巻・号・頁 | (762号),74-82頁 |
概要 | 古事記において須佐之男命は、高天原と葦原中つ国・根の国を往還・還流することによって、二つの世界の空間的位置関係と版図を確定する。上代文献においてスサ・ススを含む語は、そのもののもつ本質を著しく発現する盛んな状態であり、空間的には上へ、平面的には前方へ進んでいく。須佐之男命のさすらいにもこの意が反映しており、須佐・須須の地名もそうした地理的条件を備えている。風神・雷神・穀物神として広い伝承基盤をもち、天照大御神に対立する存在として位置付けられたのが須佐之男命である。 |