カラスダニ トモコ    KARASUDANI Tomoko
   烏谷 知子
   所属
人間文化学部 日本語日本文学科
 
文学研究科 日本文学専攻 博士前期課程
 
近代文化研究所 所属教員
 
文学研究科 文学言語学専攻 博士後期課程
   職種
教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2011/11
形態種別 大学・研究所等紀要
標題 古事記中巻における出雲世界
執筆形態 単著
掲載誌名 國學院雑誌
出版社・発行元 國學院大學
巻・号・頁 112(11),319-332頁
概要 古事記中巻における出雲世界は、崇神記の大物主神、垂仁記の出雲大神の祟り、景行記の倭建命の出雲建討伐の記事を中心に描かれる。垂仁記では、本牟智和氣命が大神を拝み肥河の河下に仮宮を作り、肥長比売と聖婚する話、また景行記では、倭建が肥河で太刀替えをして出雲建を殺すなど、大蛇退治や出雲大社と関わる地が舞台となり、草薙剱が問題になることが特徴である。即位することなく表舞台から消える皇子が、天皇に替わって祭式や武力によって出雲平定の任務が与えられている古事記の問題について考察した。