カラスダニ トモコ    KARASUDANI Tomoko
   烏谷 知子
   所属
人間文化学部 日本語日本文学科
 
文学研究科 日本文学専攻 博士前期課程
 
近代文化研究所 所属教員
 
文学研究科 文学言語学専攻 博士後期課程
   職種
教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2012/01
形態種別 大学・研究所等紀要
査読 査読あり
標題 石之日売命の大后像
執筆形態 単著
掲載誌名 学苑
出版社・発行元 昭和女子大学近代文学研究所
巻・号・頁 (855),1-14頁
概要 仁徳天皇の大后石之日売命の嫉妬の様は、「足母阿賀迦邇」という、馬が前足で地面を掻く動作に喩えられる。大后は奴理能美から三種に変わる虫を献上される。また、機織女である女鳥王の反乱制圧後、女鳥王の玉釧を奪った山部大楯連を死刑に処し、豊楽を主催する大后として宮廷に君臨する。聖帝である仁徳天皇に並び立つ存在として描かれたのが養蚕の統括者である大后ではないか。馬に喩えられる石之日売命の描写は、馬と養蚕が関わることから取り入れられたことを考察した。